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合気道広島会 広島北道場ブログ

広島市安佐南区スポーツセンター武道場にて毎週 (月)(木)稽古しています。

つかみ方2(両手取り、諸手取り)

岡です)
つかみ方のうち、両手で取りの左右の手をつかむ場合を「両手取り」といい、取りの片手を両手でつかむ場合を「諸手取り(もろてどり)」といいます。
両手取りおよび諸手取りの持ち方とそのポイントをまとめたいと思います。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)

両手取り)
片手取りと同じく、小指から順にしめていき、両手とも手のひらを取りの手首に密着させてつかむ。
背筋を伸ばし左右均等に力を込め、腰を使ってつかむように意識する。
取りの手をつかむことばかりに意識が行くと、体が前のめりになりがちである。次の動作に対応するためにも、背筋を伸ばして安定した姿勢を保つよう心がける。

諸手取り)
片方の手で上から、もう片方の手で下から取りの手首を上下から挟むようにもつ。
取りの正面からではなく、側面から手首をつかむ。
両足のあいだに重心を置き、腰の入った安定した姿勢を保ちながら脇をしめ、体全体を使ってつかむ。
両肘はゆるく曲げ、突っ張らせないようにし、重心が前に傾いてしまわないようにする。
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つかみ方1(片手取り)

岡です)
合気道の稽古では、受けに取りの手首や肩をつかませてからの技が多くあります。
現代格闘(素手による打撃、空手やボクシングなど)のイメージからすると、いきなり相手の手首をつかむことには違和感を覚えるかもしれません。しかし、相手が武器(刀)を握っている、あるいは帯刀している場合を想定すると、その武器を使わせない、刀を抜かせないように相手の腕を押さえることは、有効な防御手段の一つだ思います。また、相手が素手で殴ってくる場合でも、手の動きは非常に速く、動きを見切ってさばくのは非常に困難ですが、両腕を先に抑えてしまえば、相手の攻撃方法の大部分を封じることも出来ると思います。
合気道では、このように相手に腕を封じられた場合でも、そこから技を使って効果的に反撃、あるいは制圧することが出来るように稽古しています。
合気道の技術向上のためにも、取りだけでなく受けが正しいつかみ方を身につけることが肝要となります。
つかみ方には、主に「片手取り」「両手取り」「諸手取り」「肩取り」「後ろ両手首取り」がありますが、今回は片手取りについて、その方法とポイントをまとめたいと思います。(参考資料 もっとうまくなる合気道)

片手取り)
取りの手首に手をそえたら、自分の手のひらを取りの手首に密着させて、小指から順に握っていく。
5本の指で力任せに握るのではなく、親指と小指でしめるイメージで握る。こうすることで柔軟にかつしっかりと持つことが出来、つかみが外れにくくなる。
上からつかんだり、人差し指に力を入れると、肩と肘が固くなり、柔軟かつしっかりとつかむことが出来ない。特に小指が浮くと次の動作に対応できなくなるため十分意識してつかむ。


受けとしての正しいつかみ方は、取りになって技をかける場合の手の使い方に直結しているので、受けをとりながらしっかりと身につけると取りのときに技がかかりやすくなると思います。


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相手との構え

岡です。
合気道では基本の構えである「半身の構え」で相手と向かい合います。
技をかける方を「取り」といい、技をかけられるほうを「受け」といいます。相手との構え方には「相半身(あいはんみ)」と「逆半身(ぎゃくはんみ)」があり、取りと受けが同じほうの足を踏み出している場合を相半身、逆の足を踏み出している場合を逆半身です。
半身の構えは、正面からの攻撃線をさばきやすく、また前後に体の向きを変えやすいため、一対多数の場合にも対応しやすい構えになっています。
稽古では受けがまず攻撃を加え、取りがそれをさばく型稽古が主体となりますが、相手との構えが正しく出来ていないと、取り受けともに正しい技(攻撃、さばき)の稽古が出来ません。
それぞれの構え方と、そのポイントをまとめたいと思います。(参考資料 もっとうまくなる合気道)

右相半身)
取り受けともに右足を前に踏み出し、右半身の構えで相対する。
互いに右足を相手の中心に向ける。
相対したときの視線を目付けといい、互いに相手の全体をとらえるようにする。

右逆半身)
取りが右足を踏み出した右半身の構えをとり、受けは左足を踏み出した左半身の構えで相対する。
互いに腹も相手の方向に向け、中心線をあわせる。

ポイント!どちらの構えも互いに体の中心線を合わせることが重要。

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受身3(前方回転受身)

岡です)
前方に投げられた際に、滑らかに一回転して起き上がる受身を「前方回転受身」といいます。
前方回転受身は後方回転受身と同じ部分を、逆の順序で接地させます。接地させる手の小指の面と肘、肩で輪を作ると回転しやすくなります。
その方法とポイントを紹介します。(参考資料 もっとうまくなる合気道)

前方回転受身)
1、左半身に構え、上体をかがめ体重を前方に移す。
2、左手の小指から接地させ、指先を自分のほうに向ける。
 ここから左手→左肩→背中→右の腰→右の膝順に対角線を描くように接地させます。体を少し斜めにし、肩を支点にすることで頭をぶつけずに回転できます。
3、回転しながら左肩を接地させる。
4、左肩から背中の順に滑らかに接地させる。
5、右腰部→右ひざの順に接地させる。
6、回転の勢いを使って左足を立て、片膝をつく。
 膝をつく位置が立ち上がったときにそのまま半身の構えとなる場所になる。
7、体重を前に移すようにして起き上がる。
8、元の左半身に構える。
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受身2(後方回転受身)

岡です)
後方へ体を倒し、背中を接地させたところで反転して起き上がる「後ろ反転受身」に対して、後方へ体を倒しながら一回転して起き上がる受身を「後方回転受身」といいます。
このとき、背骨に沿って接地させるのではなく、背中を対角線上に床につけていきます。
その方法とポイントを紹介します。(参考資料 もっとうまくなる合気道)

後方回転受身)
1、左半身に構える。
2、左ひざを曲げ、右ひざを畳に下ろす。
3、右ひざをたたんでひざ下を接地させる。
4、後ろに体重を移し、右腰を接地させる。
 体をやわらかく使い丸くなる。
5、背中に対角線を描くように右の腰から背中の順に接地させる。
 体を回転させるとき、背骨に沿ってまっすぐ回ると後頭部を打つので、右ひざ→右腰→背中→左肩→左腕の順に対角線を描くように接地する(右半身の場合はこの逆)。
6、頭を傾けながら左肩を使って体を回転させる。
 肩を支点に起き上がる際、頭をやや斜めに傾け、頭が畳にぶつかることを避ける。
7、左足をつき、両手を使って押し上げるように体を起こす。
8、元の左半身に戻る。
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受身1(後ろ受身)

岡です)
投げられたり倒されたりしたときに、衝撃を和らげ身を守り、次の動作に素早く移るための技術に「受身」があります。
受身には主に後ろ反転受身、後方回転受身、前方回転受身がありますが、入門初期は稽古の中で多用するのは後ろ反転受身になります。
半身の構えから片足をたたんで体を後方へ倒し、転がった反動で起き上がる技法です。
後ろ反転受身の方法とポイントを紹介します。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)

後ろ反転受身)
1、右半身に構える。
2、左ひざを折り曲げ、膝を畳に下ろす。
 ひざ下からつま先までをたたみにぴったりと密着させる。つま先を立てないこと。
3、大腿部の裏、尻部を接地させる。
4、体を丸く使って衝撃をやわらげながら腰→背中を接地させる。
5、肩まで接地させたら、倒れた反動を利用して背中に重心を移す。
 この際に右手で畳をたたく。
 あごを引き目線を自分の帯に向ける。また、足は天井に向け、頭のほうへ持って行き過ぎないようにする。

6、重心を背中から腰に移す。
7、左ひざ下を接地させ、前に進むように右足を立てる。
8、立ち上がり再び右半身に構える。

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運足2(転換足、転回足)

岡です)
合気道の足さばきに「転換足」と「転回足」があります。
どちらも体を素早く180度回転させる足さばきで、腰を回すようにして向きを変えます。
二つの足さばきの方法とポイントをまとめたいと思います。(参考資料 もっとうまくなる合気道)

転換足)
1、右半身に構える
2、右足の親指付け根(拇指球)を軸に左足を引き、体を回す。
3、180度回転し、右半身に構える。

転回足)
1、左半身に構える。
2、両足の親指の付け根(拇指球)を軸に体を回転させる。
3、180度回転し、右半身に構える。

どちらの足さばきも、体を回転させる際に、上体を傾けたり軸がぶれたりしないように、体幹に芯を通す感じで行う。前傾しないように注意する。
軸回転で体を回転させる場合、その軸となるのは両足の拇指球である。かかとで回ると後ろに態勢が崩れることがあるので注意が必要。かかとに重心をおかず、拇指球で素早く回転し、足の動きに上半身を連動させ、常に半身を保つ。
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運足1(送り足、歩み足)

岡です)
合気道の基本的な足捌きには「送り足」と「歩み足」があります。
送り足は、左半身で構えた場合、左半身を保ったまま左足を素早く前に出し、すぐさま右足を引きつける足さばきです。
一方歩み足は、半身の構えから左右の足を交互に前に出す足さばきです。
どちらの足さばきも、すり足で行います。
今回は送り足と歩み足の方法とポイントを書こうと思います。(参考資料 もっとうまくなる合気道)

送り足)
1、左半身に構える。
2、左足をすり足で一歩前に踏み出す。
3、左足に重心が移らないうちに右足をひきつけ、左半身に戻る。
 右足(後ろ足)の動きを素早く行うことが重要。後ろ足が残る時間が長いほど、姿勢が不安定となり相手の動作に機敏に反応できなくなるので、安定した姿勢である半身を常に心がける。

歩み足)
1、左半身に構える。
2、左足の親指の付け根(拇指球)に重心を移しつつ、右足をまっすぐ前に出す。
3、左足を引き付け外側に向け、右半身の構えになる。
 左半身から右足を踏み出した際に、足だけでなく上半身も連動させ右手をやや前に出す。こうすることで相手に対して常に攻撃面積を最小限にとどめる。また、体軸をぶれさせないためにも、足で進むのではなく腰を前に出し、足がついてくるイメージで行う。
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担当:岡篤史
2008年3月合気道入門
2019年12月参段取得
ひとみ幼稚園 長束道場 所属
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