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合気道広島会 広島北道場ブログ

広島市安佐南区スポーツセンター武道場にて毎週 (月)(木)稽古しています。

稽古の内容

合気道とは

合気道とは開祖・植芝盛平翁が日本伝統武術(柔術・剣術・杖術など)を究め、さらに厳しい精神的修行を経て創始した現代武道です。
合気道は相手の攻撃を合気道特有の動きで捌き、相手の死角へ入り、投げ、あるいは抑えます。自然の理に従い合理的な動作から発揮される力で技が成り立っています。
合気道は、稽古を積み重ね切磋琢磨し、心身錬磨を図ることを目的としています。他人と優劣を競うことをしないため、試合や競技を行ないません。
稽古はそれぞれの習熟度に合わせて技を反復稽古、その積み重ねが健康に良いのは言うまでもなく、日常生活での自信、積極性にもつながり、稽古の過程でお互いを尊重 しあう「和合の心」を学ぶことが出来る武道です。年齢、性別、職業、国籍を問わず多くの人々が集まり、各々の目標に向かって稽古を積んでいます。

稽古方法

技を掛ける側(取り)、技を掛けられる側(受け)が交互に技の稽古をします。
技には、投げ技・投げ固め技・固め技があり、それぞれに立技・座技・半身半立ち(取りが座った状態、受けが立った状態)があります。
さらに左右両方、表技・裏技があり、それぞれ同じ回数稽古します。
得意、不得意関係なく、すべての技を偏りなく行えるようになるまで稽古を重ねます。

合気道の構えと間合い

ことさら身構えるということではなく、無理のない動き易い自然体で構えることが大事です。 具体的には、前後左右あらゆる方向に対応できるよう半身に構え、臍下丹田に重心を落として体を安定させる。 また、相手の一部だけではなく全体像をとらえることで、どんな攻撃にも対応できるようにすることです。

合気道の基本の体捌き

基本の体捌きに、入身・転換・転身・転回があります。 これらを組み合わせて、相手を崩し、投げ、固め、制していきます。
入身は、相手の力とぶつからないよう相手の攻撃線を外し、一重身に相手の側面、死角に入る。または、相手の懐(中心)に入り、相手の中心線を崩す動きです。
転換は、からだの回転、体の軸、中心の力を活かして攻撃を円く捌き、導いて崩す体捌きです。
転身は、相手が攻撃を仕掛けてきたのと同時に後ろ足を開き、その足を軸に前足を回転させて攻撃の勢いを利用して円く捌く動きです。
転回は、半身の構えから両足を時期に180度向きを変える動きです。

これらを組み合わせ、円く捌いて導いて崩す(円転の理)のが合気道の技の特徴です。 しっかり回転し捌くには体の軸がブレてはいけません。 基本の体捌きを繰り返し稽古し、しっかりとした中心が維持できるようになると、からだ全体の力・動きを効率よく働かせて、相手を崩して技を掛けれるようになります。

審査について

段審査:6・12月、級審査:3・6・9・12月(審査・登録費料別途)
合氣会本部道場の昇級・昇段審査要項に準ずる。

昇級審査技

合気道の級は5級から始まります。
参考までに5級~初段までの審査技を紹介します。

5級(入門後30日以上稽古)

正面打ち一教、片手取り四方投げ、正面打ち入り身投げ、座技呼吸法

4級(5級取得後40日以上稽古)

正面打ち一教、肩取り二教、横面打ち四方投げ、正面打ち入り身投げ、座技呼吸法

3級(4級取得後50日以上稽古)

座技正面打ち一/二教、正面打ち三/四教、両手取りor横面打ち四方投げ、正面打ち入り身投げ、突き小手返し、両手取り天地投げ、座技呼吸法

2級(3級取得後50日以上稽古)

座技正面打ち三/四教、肩取り一/二教、半身半立ち片手取り四方投げ、片手取り入り身投げ、突き小手返し、片手取り回転投げ、両手取り天地投げ、自由技(片手取りor両手取り)、座技呼吸法

1級(2級取得後60日以上稽古)

座技正面打ち一~四教、肩取り一/二教、後ろ両手取り三/四教、横面打ち二/三教、横面打ち五教、半身半立ち片手取り四方投げ、正面打ち入り身投げ、横面打ち小手返し、突き回転投げ、両手取り天地投げ、自由技(後ろ取りor半身半立ち)、座技呼吸法、立ち技諸手取り呼吸法

初段(1級取得後70日以上稽古)

座技正面打ち一~四教、半身半立ち(正面打ち入り身投げ、突き小手返し、横面打ち四方投げ)、立ち技(自由技で回転投げ、両手取り天地投げ)、その他の技(正面打ち自由技、後ろ取り自由技、一人掛け自由技)、座技呼吸法、立ち技諸手取り呼吸法