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合気道広島会 広島北道場ブログ

広島市安佐南区スポーツセンター武道場にて毎週 (月)(木)稽古しています。

基本技1~13 まとめ

記・岡)
ここまで基本技として13回に分けて下記の技を紹介してきました。

 相半身片手取り一教(表・裏)
 正面打ち一教(表・裏)
 相半身片手取り入身投げ
 正面打ち入身投げ
 相半身片手取り四方投げ(表・裏)
 逆半身片手取り四方投げ(表・裏)
 天地投げ
 片手取り小手返し
 横面打ち小手返し

これら以外にも基本技に分類される技はありますが、上記の技のポイントをしっかり押さえていれば応用が可能かと思い、ここではすべての技を紹介せずに終わります。
なるべく私の主観を入れないように、本の表記に忠実に記載してきたつもりです。
何度も読んだ本ですが、あらためて隅々まで読み直してみると、以前読んだ時には気付かなかったこと、理解できなかったところが、今読むと気付いたり理解できたりするもので、私の合気道研究に大いに役立ちました。
足さばきの絵などは、かなり役立つのではないでしょうか。文章だけでは伝わりづらい部分も数多くありますので、是非本をご覧になって、足りない部分を補ってください。
おもに道主の本「もっとうまくなる合気道」を参考に書いてきました。
紹介した以外にも、「後ろ取り」のように動きの分かりづらい技もまだあります。今後は応用技として、それらの技の特に「足さばき」を分かりやすく紹介出来たらと思っています。
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基本技13(横面打ち小手返し)

記・岡)
今回は横面打ち小手返しの方法とポイントを紹介します。技は裏技になります。
 横面打ちを、転身と両手刀の切り下しでかわし、小手をつかんで返して投げる技です。転身で前足を引いて行く際は、受けの姿勢を十分に崩しておくことが重要です。さばいた後は入身と転換の体さばきに合わせ、正確に小手をつかむようにしましょう。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)

横面打ち小手返し

1、左相半身に構える。

2、受けが振りかぶると同時に、右足を横に開き、左手刀で横面打ちを制して、右手で当て身を入れます。

3、右足を軸に転身し、横面打ちを切り下します。
 接点を切らずに小手をつかむ!
 体さばきに合わせて横面打ちを両手刀で切り下す。
 ➞右手刀を受けの右手首に添えて接点をつなげる。
 ➞右手刀で払い出す。
 ➞接点を切らないまま左手で小手をつかむ。

4、受けの右小手を左手でつかみながら、左足を受けの前足側面に踏み込み、その足を軸に転換します

5、左足を後ろに引きます。

6、左足に重心を移し、右足を踏み込みながら、右手を受けの右小手にかぶせて小手を返し、投げます。


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基本技12(片手取り小手返し)

記・岡)
今回は「片手取り小手返し」の方法とポイントを紹介します。
稽古では表・裏と分けて稽古しますが、参考にした本には表裏の区別がなく記載されていたので、ここではそれを紹介します。稽古で行っている裏技にあたります。
小手返しでは、受けの小手をつかんで返して投げ、倒れた受けをうつ伏せにして抑えます。
手首をつかむ受けの手を、両手刀を活かしてはずす動作がポイントです。つかみをはずし、受けの小手をつかむ際は、接点を切らないように行います。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)

片手取り小手返し

1、右逆半身に構えます。

2、受けが前進し、取りの右手首を左手でつかみます。

3、取りは右手首をつかませるのと同時に、受けの前足外側に右足で入身し、左手を差し込んで手首のつかみを切って払い出します。

4、右手で受けの左小手を上からつかみ、一足目の右足を軸に転換して受けを導きます。

5、転換で接地させた左足に重心を置き、右足を大きく引きます。
 右足を引く動作に合わせて受けの小手を返す。

6、受けの甲に左手をかぶせ、受けの左小手を返しながら左足を踏み込みます。
 !小手の返し方)
 受けの薬指と小指の間に親指が来るようにつかむ。
 ➞親指で受けの手の甲を押す。
 ➞小手を返し、左手を受けの四指の上にかぶせる。
 ➞体重を乗せるように切り下す(腕の力に頼らず重心を乗せるように)。

7、下まで切り下し、投げます。
 一連の動作では、手で強引に崩すのではなく、足と手の動きを合わせることが重要。

8、右足を踏み込み、左手で肘を押さえながら受けをうつ伏せにします。

9、小手を制しながら両ひざをつきます。

10、重心を下ろし、二教で制します。



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基本技11(天地投げ)

記・岡)
今回は「天地投げ」の方法とポイントを紹介します。
稽古では表・裏を行いますが、参考にした本には表裏の区別が無く、「天地投げ」としての説明しかなかったので、それを紹介します。稽古で行っている表技にあたるようです。
 受けに両手をつかませるのと同時に両手刀を上下に切り分け側面に入身して崩す技法です。両手刀の切り分けは、呼吸力を活かし、一方の手は受けの手の内側から切り上げ、他方の手は受けを後ろへ崩すように、受け後方の下へ伸ばします。
(参考資料 もっとうまくなる合気道、技を極める合気道)

天地投げ

1、右相半身の構えで、受けに両手をつかませます。

2、つかませた両手を上下に切り分けながら後ろ足を一歩進めて入身します。右手刀をらせん状に振りかぶり(天)、左手刀を斜め下(地)に払い出します。
 切り上げる手刀を内側ではなく外側に出してしまうと、受けを崩すことが出来ないので間違わない事

3、右手刀を内側に返して切り下しながら、右足を大きく踏み込みさらに入身します。
 受けを懐に入れるつもりで間合いを詰める。
 

4、両手刀で切り下ろし、投げて残身をとります。

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基本技10(逆半身片手取り四方投げ・裏)

記・岡)
今回は、逆半身片手取り四方投げの裏技の方法とポイントを紹介します。
投げ自体は表技と同じです。違いは受けの側面に入身したあと、転換の体さばきを使う点です。転換をするときは、自分の中心を作り、180度以上回転するつもりで行います。このとき、受けにつかまれた手首を額に付けるようにして体を回すと、重心が安定します。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)

逆半身片手取り四方投げ(裏)

1、左逆半身に構えて、受けに左手首をつかませます。

2、手首をつかませると同時に、左足を受けの前足の側面に踏み出し入身します。

3、踏み出した左足を軸に大きく転換すると同時に、受けの右手首をつかみ、自分の中心で両手を振りかぶります。

4、転換後、受けの背中が見えるまで転回します。

5、転回後、右足を踏み込みながら、自分の中心で両手を切り下し、投げて残身をとります。
 

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基本技9(逆半身片手取り四方投げ・表)

記・岡)
今回は、逆半身片手取り四方投げの表技の方法とポイントを紹介します。
足さばきは相半身の表とほぼ同じです。受けに片手をつかませるのと同時に、手刀を活かしながら後ろ足を踏み出し受けの前方に入身します。入身に続く転回のさばきと、呼吸力を活かした手刀の動きをあわせることがもっとも重要になります。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)

逆半身片手取り四方投げ(表)

1、右逆半身に構え、受けに右手首をつかませます。

2、手刀を活かし左手で受けの手首をつかみながら、左足を前に踏み込み入身します。

3、右足を踏み出し半身になり、自分の中心で振りかぶります。
 円を描くように振りかぶる。

4、両足を軸に転回し、同時につかんだ手を自分の中心に持ってきます。
 安定した姿勢を保つため、転回の前後ともにつかんだ手は自分の中心に来るようにする。
 転回足で回転する際は、足だけでなく体の向きも一緒に帰ることが重要。

5、転回後、左足を踏み出しながら両手で切り下ろし、投げて残身をとります。

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基本技8(相半身片手取り四方投げ・裏)

記・岡)
今回は「相半身片手取り四方投げ・裏」の方法とポイントを紹介します。
相半身片手取り四方投げの表は、受けの前方に入身して受けを崩しますが、裏は入身で受けの側面に入る点が異なります。入身後は手刀を活かしながら手首をつかんで転換し、振りかぶりの動作で受けを崩すのが特徴です。転換では、受けと背中合わせになるつもりで体の向きを変えると良いです。(参考資料 もっとうまくなる合気道)


相半身片手取り四方投げ(裏)

1、右相半身で構え、受けに右手首をつかませます。

2、手首をつかませると同時に、左足を踏み出して受けの側面に入身し、手刀を活かして手首をつかみます。

3、踏み出した左足を軸に転換しつつ、左手を下から受けの右手首に添えて手刀を振りかぶります。
 振りかぶりから切り下しまでの動作をするあいだ、常につかんだ手首が自分の正面に来るようにする。そうすることで自分の中心に力を集め、安定した状態を保ちながら受けを崩すことが出来、また、次の転回の動作でも、安定して腰を回転させることが出来る。


4、転換後、受けの背中が見えるまで転回します。

5、右足を踏み出しながら、両手を切り下して受けを崩し、投げて残身をとります。



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基本技7(相半身片手取り四方投げ・表)

記)岡
四方投げは、左右どちらかの足を軸にして、受けを四方八方に切り分ける投げ技です。剣の理法を体に現すという、合気道の動きをよく表す技で、稽古を繰り返すことで合気道の本質的な動きが身に付きます。
相半身片手取り四方投げ(表)は、手刀の動きと入身の動作を合わせることが重要となります。
ここでは、「相半身片手取り四方投げ・表」の方法とポイントを紹介します。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)

相半身片手取り四方投げ(表)

1、左相半身に構え、受けに左手をつかませます。

2、手をつかませた瞬間、手刀を活かしながら受けの手首をつかみ、左足を踏み込んで入身します。
 左手をつかませるのと同時に素早く左足を開く。
 入身に合わせて手刀に前進する力を乗せる。脇をあけず肘をしめるようにする。

3、右手を添え、手刀を振りかぶる。
 額までしっかりと振りかぶる。
 右手は受けの手首の下側から添え、左手を助けるようなイメージで行う。

4、両手で受けの左小手を制しながら、体の向きを変える(転回)。

5、自分の足もとに向けて両手刀を切り下し、投げて残身をとる。
 下に落とす。
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担当:岡篤史
2008年3月合気道入門
2019年12月参段取得
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