岡です)
つかみ方のうち、両手で取りの左右の手をつかむ場合を「両手取り」といい、取りの片手を両手でつかむ場合を「諸手取り(もろてどり)」といいます。
両手取りおよび諸手取りの持ち方とそのポイントをまとめたいと思います。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)
両手取り)
片手取りと同じく、小指から順にしめていき、両手とも手のひらを取りの手首に密着させてつかむ。
背筋を伸ばし左右均等に力を込め、腰を使ってつかむように意識する。
取りの手をつかむことばかりに意識が行くと、体が前のめりになりがちである。次の動作に対応するためにも、背筋を伸ばして安定した姿勢を保つよう心がける。
諸手取り)
片方の手で上から、もう片方の手で下から取りの手首を上下から挟むようにもつ。
取りの正面からではなく、側面から手首をつかむ。
両足のあいだに重心を置き、腰の入った安定した姿勢を保ちながら脇をしめ、体全体を使ってつかむ。
両肘はゆるく曲げ、突っ張らせないようにし、重心が前に傾いてしまわないようにする。