彼の宮本武蔵は飛んでいる蠅を箸で捕らえたと伝えられている。
我々は箸を利用して食事をしているが、その習慣のない西洋人には なかなか
難問の様だ。幼い頃から この箸を使う事を当たり前のように育った我々には
何の不都合も感じない。感じないどころか むしろ食べる事には必要不可欠だ。
武蔵の超人さには及ばないまでも もともと箸を使うことは、必要に駆られての
修練の積み重ねである。
合気道の稽古は、その本能的欲求の食べなければ生きてはいけないと言う
必然性がある訳ではなく 稽古を続けるかどうかは、その人の考え方次第でる。
合気道をこよなく愛する我々には
“稽古を続けることはやらねばならぬ修練だ” と思いたいものである。
ひの