我々の肉体は 当然 若い時の方が体力も筋力も優れている。
しかし 年を重ね 自由に「氣」を使えれば、若い人は どうにも歯が立たない。
開祖は、70歳を過ぎて初めて「氣を出せる様になった」と言われたと言う。
ところで 稽古時に相手と気を合わせると 自分の発する気によって気と気が反発し合い その結果はじき飛ばされるが如く技が決まる。
しかし初心者や猜疑心の強い人に対してはなかなか上手くいかない事もある。
だから 突然 襲ってくる暴漢などに対しての対処法は、少々難題だ。
それが可能なのは 達人の域に達した人の場合や 実力に大きな差がある場合である。
そう思う様にはいかない我々凡人は日頃の鍛錬と稽古によりテクニックや技を習得し、自分より遥かに勝っている相手にも立ち向かえる能力を身に付けなければならない。
25.11.15にも「師範のお言葉」として投稿した 有川師範が表された言葉
”合気道は実戦的でないなんて言う疑問は稽古が甘いから出てくる”
日野