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合気道広島会 広島北道場ブログ

広島市安佐南区スポーツセンター武道場にて毎週 (月)(木)稽古しています。

南道場で、修得した技


南道場で、11月から稽古に通っている、深田です。

広島北、南道場で稽古されている方には、「それは、当たり前」と思われるかもしれませんが、
小生には
ためになった技のポイントを3点書いておきます。

①「諸手取小手返しの捌き」について
この道場で初めて感心したのは、諸手で取られたとき、呼吸投げのように、「上方へ腕を上げて捌く」
ということです。
成程、相手の両腕を転換しながら上へ振り上げてから、下方向へらせん状に「崩し」たほうが、平行に
導くより、相手は大きく崩れ、当然小手返しの利き方は威力を増す事に気づきました。

②「諸手からの、呼吸投げのコツ」について
諸手からの変則的呼吸投げの稽古がありました。私は当初、一教からの呼吸投げだと思って相手の
肘を制して投げていたのですが、どうやら違うらしい。
稽古している方が「掃くように、左から右へ、および右から左へ」と言われていました。
なるほど、「掃くように」という表現はなかなかうまい言い方だと思い、技のキレもすっと理解できました。

③「回転投げの裏技の足運び」について
回転投げの裏技の運足は、他道場の5、6段の方でも、単に裏に転換して渦巻のように投げられる
のが、通例ですが、当道場では、相手側に近い所へ一歩踏み込んでから、転換して投げるというのは
目にウロコでした。これならより相手を大きく丸く崩せますね。勉強になりました。

翁先生は、60年以上毎日稽古してきた方なのに、80歳になられた時に「これからわしは、合気道の勉強
するのじゃ」と仰せになったという話は有名ですね。

ろくに今まで、稽古してきたわけではない、私は、当然これから合気道を勉強致します。
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片手持ち転換

道場生オカです。
今回も基本中の基本。「片手持ち転換」について。
まだまだよくわからないところが山積みなのだが、自分なりに考えていることを書いてみます。
最近少しは「片手持ち転換」がなんとなく出来るようになってきたと思う。
うまくいくと相手がしっかり力を入れていても、その力を「ふわっと」と感じずに転換できる時がある。
うまくいかないときは、この相手の力にもろぶつかってしまうので、こちらにも力が入る。
気をつけていることは、相手につかまれた手首を動かしてどうにかしようと考えずに、相手が加えている力の向きだけを変えていくように考えている。
一つのパターンとしては、相手が私に向かって力を出しているときに、この力の向きを入身転換しながらゆっくり天井に向けて変えていく感じ。(言い方を変えれば、私が相手に向かって出している力の向きだけをだんだん床に向かって変えていく感じ)
ただ、この説明は感覚的なところが多く、今一どういう動きなのかうまく解説することが出来ない。
そこで、合気道を始めたばかりの頃にやっていた動き(失敗例)を大雑把に2パターンに分けて考えてみた。

一つは、腕に力を入れて肩を固定し、つかまれたところを押すようにして入り身転換。
このやり方だと、相手も私の腕を力で押し返してくるので、簡単には側面に入らせてくれない。
強引に入ろうとすると私は肩を上げられてしまい完全に不利な状態になってしまう。
相手の力が弱ければ入り身転換できるが、相手は手を離してしまう。
もう一つは、つかまれたところを自分のほうへ引っ張って入り身転換。
これも、相手の力が強ければ、力で引っ張り返されてしまい、そのまま強引に転換すれば相手は手を離してしまう。
そこで、この二つの動きをまったく同時に行ってみると、わりとうまくいきやすいようになった。
つまり、つかまれたところを引き寄せながら体は入り身して押していく。
引きながら押す(押しながら引く)感じ。
真逆の動きを同時に行っているので、つかまれたところの位置は変わらないことになる。
変わるのは私の手の向きと体の位置。
どんぴしゃ同時に出来ると、私は意識して崩そうとしていないのに、相手が私の動きに自分でついてきて勝手に崩れてくれる感じになる。
押す、引くのどちらかのタイミングは少しでも早いと、相手はそれに対して押すなり引くなりして対応してくるので、その時力がぶつかり、こちらも力んでしまい失敗。
おそらく上達すれば押す引くなど考えずに自然に相手に逆らわずに出来るのだろう。
実際、押す、引くなどいちいち考えていると、他の技のときにうまく応用できない。
やはり絶えず変化する相手の力の方向を感覚で感じ取り、それに真正面から抵抗せずコントロールしていく感性が必要なのだと思う。

ユーチューブで面白い動画があったので参考までにのせます。
宇宙空間での腕相撲です。
13分ほどの動画で腕相撲は一番最後に出てきます。
なんだか合気道っぽい感じがしたので。固定支点がない動きってことかな。
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正面打ち一教のタイミング

正面打ち一教(表)と言う技があります。
相手の正面打ちを手刀で制して前進しながら切り下ろす固め技です。

この技、私より体格の小さい人や、少し大きい程度の人にはそこそこうまく出来るのですが、私よりもだいぶ身長も体重も大きい人とやると、どうしても力がぶつかってしまいうまくいきません。
そこで自分より大柄な人とやる場合、どこに違いがあるのか私なりに検証してみることにしました。
まず、
①間合いが遠い。相手が大きいですから。
それと、
②相手の手刀を受けたときに、受けた私の腕が伸びきった状態に近い。
あと、
③感覚としては相手のふところに下で潰される感じがある。
これら3つの要素は、自分と同程度の体格までの人にはあまり感じない要素です。
なぜそうなるのか。検討した結果・・・
いつもより間合いが遠く、いつもより高い位置に振り上げられた手刀の威圧感に
耐え切れず、その距離を一気に縮めようとしてかなり早い段階(相手の手刀がまだ振り上げ途中の時)で相手の手刀を受けに行っているようです。
上手くいくときは、相手の手刀が振り下ろされ始める瞬間かその少しあとぐらいで受けに行っている感覚です。
これが正しいタイミングなのか?
合気道は剣の理合である」と言う言葉があるように、正面打ち一教も実際は刀で打ち合うのを想定した技です。
そこで、剣技について調べてみました。
剣の技で「面すり上げ面」と言うのがあるようです。
打突してきた相手の竹刀を、自分の竹刀の右側若しくは左側ですりあげ、相手の打突を無効にすると同時に打ち込む技です。
すり上げて 面を打つのは 至極なり。
この面は最高のワザとも言われる。表でも裏でも左右の流しは最小に。すり上げは「待ち」では先のワザにならぬ。剣先での押し、攻めの気が肝心。

こんな言葉も書いてありました。
おそらくこの技が、正面打ち一教と同じ理合なのではと思います。
このすり上げていくタイミングについて、こんなサイトを見つけました。
剣道のバイメカニクス的研究 : 第5報 面すり上げ面における打太刀と仕太刀の対応動作の関係
Authors: 裕久 脇田, 英樹 高木, 信幸 細野
本研究は、打突における「後の先」の機会である面すり上げ面を対象として、仕太刀の動作開始時間、動作時間、右上肢関節角度、竹刀角度、竹刀先端速度を指標とし、熟練者群と未熟練者群の相違点を検討した。
その結果、熟練者群では
①打太刀の振り下ろし動作直後に振り上げ動作を開始するため動作開始時間が遅延する、
②振り上げ動作過程の中で円滑なすり上げ動作を行うためすり上げ前時間が短縮する、
③振り下ろし速度が大きいため動作時間が短縮するなどの結果を示し、
未熟練者群では
①打太刀の振り上げ動作中に振り上げ動作を開始するため動作開始時間が早まる、
②振り上げ動作を一時停滞させたすり上げ動作であるためすり上げ前動作時間が延長する、
③振り下ろし速度が小さいため動作時間が延長するなどの結果を得た。
以上のことから、熟練者群では打太刀の振り下ろし動作開始にタイミングを合致させた円滑なすり上げ動作による面打撃が可能であり、未熟練者群では振り上げ動作を開始するタイミングが早く、この時間的調節のためにすり上げ動作を一時停滞させ、円滑なすり上げ動作を行うことが困難になることが明らかにされた。
http://miuse.mie-u.ac.jp:8080/bitstream/10076/4828/1/AN002341990440002.PDF

つまり正面打ちをしたからすり上げるタイミングとしては相手の刀の振り下ろし開始にタイミングを合わせるので良いようである。
あとは稽古で検証してみるだけです。
大きい相手にも上手くいくのだろうか??
--------------------記載 oka------

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ボールを使って合気

道場生 okaです。
合気道の技に「片手持ち転換」と言うのがあります。
毎回必ず稽古する技で、シンプルな動きなのですが非常に難しい技です。
動きを簡単に説明すると・・
「取り」は右手を前に出します。「受け」は出された手の手首を左手で掴みます。
「取り」は相手の側面へ入身し右足を軸に体を左に180度回転(転換)させ、「受け」と同じ方向を向く。
(知らない人にはわかりにくいですよね。映像がなくてごめんなさい)
相手も素直には側面へ入らせてくれないので、大体が掴まれてる手首のところで相手の力と正面衝突して入り身できない。あるいは力がぶつからないようにと相手を引っ張ってしまい、結果掴まれている手首が離れてしまう。
私も入門した2年前からこの「転換」には一番時間をかけて練習、研究してきた。
一番最初に習った技だし、一番正解の感覚がつかめない技で、きっとこのシンプルな動きこそ合気道の本質に近いのだろうと感じたから。
さて、この技を先生にやっていただくとと、とても不思議なことが起こる。
こちらも思いっきり動けないように手首を掴むのだが、
その状態から押されるでもなく、引かれるでもなく、非常に自然に側面に入り身されてしまう。
こちらの感覚としては、自分の腕は最初に掴んだ状態から全く動いてないように感じるのだが、実際「転換」後は私の手首は曲がり、肘は落ちているのだ???
一番不思議なのは、わたしの手の平が先生の手首から離れないこと。
他の方だと大体強引に入ってきたり、引っ張ったりする部分が少なからずあるので、こちらがあえて手が取れないように意識的についていってあげないと、すぐ手が取れてしまい技にならないのだ。
さて、わたしが今まで研究してきて、きっとこんな感じなのではないかなあ・・と思っている動きをビデオに撮りました。
動きをわかりやすくするためと、誰でも実験して体感できるように、ボールを使った説明にしました。
こんな感じです。

最初の方の映像はボールを掴んで、そのボールを単純に上や下に押している状態です。
ボールが手から離れてしまいます。かなりしっかり掴んでいても簡単に離れますよ。
あとのほうの映像は、ボールを矢印のほうへ軽く押した状態をキープしながらボールを動かしています。
すると、あら不思議!手がボールに吸い付いたようになって、簡単に動いてしまいます。
わざとじゃないですよ。やってみてください。
この動きなのかなと今の所は思っています。また研究していくと考えが変わるかもしれませんが、
この動かされる感覚はかなり先生に転換される感覚に近いと感じています。
ちなみに、ボールをしっかり持てば持つほどよく効きます。
逆に、ほとんど持つ気が無いような持ち方だと効きにくいです。

・・・・・・・・・記載者 oka・・・・・・
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体術について

指先が剣先であるから、間合いが重要である。受けは剣先が当たっては どうにもならないし、取りは、当たらなければ何の意味もない。 その鬩ぎ合いが大切な間合いということになる。 日々の稽古に心して対峙したい。                   H.22.6.3
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正面打ち第一教

自作動画がまだ無いため、YouTubeの遠藤征四郎師範の動画を参考にご覧下さい。

技解説)
表技は、「受け」が正面打ちのために振りかぶるタイミングにあわせ、「取り」は入り身をし、「受け」の手刀をすり上げ手首と肘を制する。
続いて「受け」の腕を切り下ろしながら前進し、「受け」の体性を崩し、うつ伏せにしておさえる。

裏技は表技とは入り身をする側面がことなる。
「受け」が手刀を振りかぶる動作にあわせて、「受け」の側面に入り身し、肘と手首を制する。
「転換」しながら「受け」の腕を切り下ろし、うつ伏せに押さえ制する。

手首の極め方の変化により「二教」、「三教」、「四教」などがある。
「第一教」は、最も大切な基本技で あり、合気道では、これ一つ完全に修得すれば他の技はほとんど習わずして会得できるとまでいわれている。

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広島北道場

合気道の基本動作である“円転”は、円そのもの永遠の動きをなす。動きが心と一体のものであるから
稽古の中でおのずとその心を知ることができる。稽古を続けることにより合気道の本質に近ずける。
合気道には、いかに高段者であれ筋骨隆々とした猛者はいない。
合気道の本質そのままに穏やかでやわらかである。それは、美容のためにも好ましく、お互いの
コミニケーションについても、「愛気」のことばのようにやわらかい。

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2008年3月合気道入門
2019年12月参段取得
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