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合気道広島会 広島北道場ブログ

広島市安佐南区スポーツセンター武道場にて毎週 (月)(木)稽古しています。

合気道の基本「転回足(てんかいそく)」

合気道を習い始めると、一番最初に習う動きの一つが「転回足 てんかいそく」。
ビデオ合気道指導の手引きより・・・
転回足は両足を軸として体の向きを180度変える動作です。
右半身の場合は、両足の親指の付け根を軸に体を180度転回させ、左半身になります。
腰の高さが変わらないように回りましょう・・・・・
 
足の親指の付け根は母趾球(ぼしきゅう)の事です。
下の分解写真のように、
まず右母趾球を軸に90度向きを変え、
次に左母趾球を軸に90度向きを変えます。
これで合計180度向きが変わります。
両足同時に向きを変えるのではなく、片足ずつ向きを変えます。





一番最初に習う基本の一つなのですが、結構難しいです。
意識して稽古してないと、足の裏をペタペタ踏みかえて向きを変えたり、カカトで回ったりしてしまいます。
転回足が出来ていないと、技を教わっても上手く出来ません。
基本の基本。歩き方を覚えるようなもの。
歩き方が出来てから次のステップである技に進めば、覚えが速くなるはず。

掲載)岡
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短刀の握り方

記・岡)
6回にわたって短刀取りの紹介をしてきましたが、稽古の時に受けは短刀をどう持つのでしょう?
短刀は、握り方と刃の向きによって4通りの持ち方があります。
1、順手で刃を下にして持つ
2、順手で刃を上にして持つ
3、逆手で刃を下にして持つ
4、逆手で刃を上にして持つ

実際には、相手が武器をどう持つかは相手次第なので勝手にこちらで決めることは出来ません。
どの持ち方であっても対応できるよう稽古するべきですが、あくまで技の稽古として行う場合に、どのように持っているのか、道主の本から写真を抜き出してみました。

短刀で突く場合


順手で刃を上にして持つ持ち方の写真が載っていました。
何でも、この方が殺傷能力が上がるそうです。
それと刃が上を向いている方が、取りとしては刃に触れないように気を付けないといけないので捌きの難易度が上がりますね。



短刀で横面打ちをする場合


逆手で刃が下を向いています。
それと、短刀のお尻を親指で押さえています。
順手で持ってもいいようですが、逆手で持った方が明らかに殺傷能力は上がりますね。
また、刃が下を向いているので、取りとしては刃に気を付けないといけないぶん、さばきの難易度が上がります。
正面打ちの写真はありませんでしたが、横面打ちと同様と考えればいいと思います。
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短刀取り6(突き肘極め)

記・岡)
「短刀取り突き肘極め」は受けの突きを入身で捌くと、受けの腕を引き伸ばすようにして小手を返し、体に密着させ、両脇を締め、肘を極めます。
(参考資料:技を極める合気道、合気道上達Book)


短刀取り突き肘極め

1、左相半身で構えます。

2、受けが後ろ足を踏み出し短刀で突いてくると同時に、取りは受けの側面に入身し、左手刀で受けの右腕を制する。
ポイント)
攻撃線上に体を残さない。

3、突きを制した手刀を滑らすようにして、受けの小手をつかみます。

4、取りは自分の腕を受けの腕に密着させ、引き伸ばすようにして小手を返します。
ポイント)
受けの腕と密着させる。

5、両脇を締めるようにして受けの肘を極め、短刀を取ります。
ポイント)
肘を極める時は、受けの腕を自分の体に密着させる。
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短刀取り5(突き小手返し)

記・岡)
「短刀取り突き小手返し」は側面へ入身して突きを捌き、小手をつかみます。
体を開いて受けを導き、刃先を受けへ向けて小手を返します。
うつ伏せにして極め、短刀を取ります。
(参考資料:技を極める合気道、合気道上達Book)


短刀取り突き小手返し

1、左相半身で構えます。

2、受けが右足を一歩踏み出して短刀で突きます。

3、取りは側面へ入身し、左手刀で突きを制し、手刀を滑らすようにして小手をつかみます。
ポイント)
短刀を捌く時は、一重身で受けの攻撃線をはずす。

4、転換して受けを導き、体を開いて受けの小手を返し、短刀の刃先を受けへ向けます。

5、小手を切り下して投げます。
ポイント)
受けを遠くへ投げない。自分の前へ来るように投げる。

6、肘と小手を制してうつ伏せに抑え、肩と手首関節を極め、短刀を取ります。
ポイント)
膝を受けの腕につけ、押し込むようにしながら手首を曲げ、肩と手首関節極め、受けの握りが緩んだ後に短刀を取る。
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短刀取り4(横面打ち五教・裏)

記・岡)
横面打ち第五教の裏は、表技同様に入身し、横面打ちを捌き、崩します。
受けの横面打ちを入身で制した後、転換の体さばきと合わせて切り下します。
この際、必ず体さばきと手の動きが一致するようにする。
(参考資料: もっとうまくなる合気道、技を極める合気道)


短刀取り 横面打ち第五教(裏)

1、左相半身で構える。

2、受けが横面打ちを振りかぶるのと同時に、左足で受けの前足外側に入身し、左手刀で受けの右手刀を制しながら右手刀で当て身を入れる。

3、当て身を入れた右手刀で、受けの右手首を内側からつかむ。

4、左手で受けの右ひじをつかみ、受けの右ひじと手首を制しながら左足を軸に転換し、受けの右腕を斬りおろす。

5、受けを自分の正面に導き、崩す。

6、うつぶせにして両ひざをつく。

7、受けの右ひじを左手で制しつつ、受けの親指の付け根を右手人差し指の付け根で制する。
注意)足もとは常に跪座となる。

8、肘を折りたたみ、体重をかけて手首関節を極め、短刀を取る。



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短刀取り3(横面打ち五教・表)

記・岡)
横面打ち第五教の表技は、横面打ちを打ってくる受けが十分崩れるように受け前足の外側に深く入身し、素早く手首をつかむことが重要である。
手首を制する際は、手首の内側を下からではなく上からつかむこと。
(参考資料: もっとうまくなる合気道、技を極める合気道)


短刀取り 横面打ち第五教(表)

1、左相半身に構え、受けは短刀で横面打ちを振りかぶります。

2、受けが振りかぶると同時に左足で受けの前足外側に入身し、左手刀で受けの横面打ちを制しつつ、右手で当て身を入れる。

3、短刀を握っている受けの右手首を、右手でつかむ。
ポイント)
当て身の延長線で受けの手首をつかむ。
受けの手首は内側を上からつかむようにする。

4、前進しつつ左手で受けの右ひじをつかみ、斬りおろす。

5、更に前進し、受けをうつ伏せにして両ひざをつく。
ポイント)
両ひざを受けの脇腹と手首に当て、両手で受けの肘と手首を制しながら腕を伸ばす。

6、右手人差し指の付け根で受けの親指の付け根を圧迫。
ポイント)
右ひざを活かしながら右手で受けの右手をしぼり、親指の付け根をせめる。

7、受けの肘と手首を曲げ、受けの手を開かせ、短刀を取る。
ポイント)
伸ばした肘を曲げ、肘の下に右手首を入れて受けの腕を曲げる。
肘を上から押し、自然に手が開いたところで短刀を取り上げる。



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短刀取り2(正面打ち五教・裏)

記・岡)
今回は「短刀取り 正面打ち第五教・裏」を紹介します。
入身、転換を用いて受けを崩し、うつぶせにした後に第五教で極める技です。
うつ伏せにするまでの体さばきは正面打ち一教・裏と同じですが、異なる点は切り下ろしで受けの手首を内側からつかむところです。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)


短刀取り 正面打ち第五教(裏)

1、右相半身に構えます。

2、受けの正面打ちを両手刀で制しながら、左足で受けの前足の外側に入身します。


3、右手で手首を、左手で肘を制しながら、踏み込んだ左足を軸に転換し、切り下します。
ポイント)
右手は受けの腕の上をスライドさせるようにして接点を切らないまま手首を内側からつかむ。

4、転換の体さばきで、受けを崩し、うつぶせにします。
ポイント)
腕の力で引っ張らず、転換の体さばきで受けを導く。

5、受けの脇腹に当たるようにして左ひざをつきます。

6、受けの右手首と右ひじを両手で制します。
ポイント)
受けの手のひらは上を向ける

7、右手人差し指の付け根で、受けの右手親指の付け根を制する。

8、受けの肘を折りたたみ、手首を制し、短刀を取り上げます。
ポイント)
受けの手首が90度以下になるように深く曲げる。
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短刀取り1(正面打ち五教・表)

記・岡)
合気道には、短刀を持った相手を捌く技があります。
短刀取りと言い、受けが短刀で攻撃してきたのを捌き、短刀を取り上げることを目的とした技です。
短刀取り
・正面打ち第五教
・横面打ち第五教
・突き小手返し
・突き肘極め
以上4つの技をこれから何回かに分けて紹介します。
今回は「短刀取り 正面打ち第五教・表」です。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)


短刀取り 正面打ち第五教(表)

1、右相半身に構えます。

2、受けが前進して、正面打ちを振りかぶります。

3、受けが手刀を振りかぶると同時に受けの前足内側に左足で入身し、両手刀で正面打ちを制します。
  
疑問点)
本の文章には左足で受けの前足内側へ入身と書いてありますが、写真は外側に踏み込んでいるように見えます。
別アングルの写真でも同様に外側に踏み込んでいるように見えました。
誤植なのか内側の意味合いが違うのかよくわかりません。
ただ正面打ち一教・表とは踏み込み方が違うのだけは確かです。
次の記事に正面打ち五教・裏の踏み込みの写真も載せておきますので、表と裏の踏み込み方の微妙な違いを見比べてください。



4、右手をスライドさせ、下から受けの右手首をつかみます。
ポイント)
受けの右手をつかむ時は、下からつかむ。こうすることで、受けの手のひらがしっかり返る。


5、右足で前進しつつ、受けの右腕を両手で切り下します。

6、受けの右手首を右手で、右ひじを左手で制しながらさらに左足で前進します。

7、さらに右足を進め、受けをうつ伏せにします。

8、両ひざをつき、右手で受けの右手親指の付け根を制します。

9、受けの肘を折りたたみ、手首を制し、短刀を取り上げます。
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2019年12月参段取得
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