記・岡)
6回にわたって短刀取りの紹介をしてきましたが、稽古の時に受けは短刀をどう持つのでしょう?
短刀は、握り方と刃の向きによって4通りの持ち方があります。
1、順手で刃を下にして持つ
2、順手で刃を上にして持つ
3、逆手で刃を下にして持つ
4、逆手で刃を上にして持つ
実際には、相手が武器をどう持つかは相手次第なので勝手にこちらで決めることは出来ません。
どの持ち方であっても対応できるよう稽古するべきですが、あくまで技の稽古として行う場合に、どのように持っているのか、道主の本から写真を抜き出してみました。
短刀で突く場合
順手で刃を上にして持つ持ち方の写真が載っていました。
何でも、この方が殺傷能力が上がるそうです。
それと刃が上を向いている方が、取りとしては刃に触れないように気を付けないといけないので捌きの難易度が上がりますね。
短刀で横面打ちをする場合
逆手で刃が下を向いています。
それと、短刀のお尻を親指で押さえています。
順手で持ってもいいようですが、逆手で持った方が明らかに殺傷能力は上がりますね。
また、刃が下を向いているので、取りとしては刃に気を付けないといけないぶん、さばきの難易度が上がります。
正面打ちの写真はありませんでしたが、横面打ちと同様と考えればいいと思います。