記・岡)
合気道には、短刀を持った相手を捌く技があります。
短刀取りと言い、受けが短刀で攻撃してきたのを捌き、短刀を取り上げることを目的とした技です。
短刀取り
・正面打ち第五教
・横面打ち第五教
・突き小手返し
・突き肘極め
以上4つの技をこれから何回かに分けて紹介します。
今回は「短刀取り 正面打ち第五教・表」です。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)
短刀取り 正面打ち第五教(表)
1、右相半身に構えます。
2、受けが前進して、正面打ちを振りかぶります。
3、受けが手刀を振りかぶると同時に受けの
前足内側に左足で入身し、両手刀で正面打ちを制します。
疑問点)
本の文章には左足で受けの前足
内側へ入身と書いてありますが、写真は外側に踏み込んでいるように見えます。
別アングルの写真でも同様に外側に踏み込んでいるように見えました。
誤植なのか内側の意味合いが違うのかよくわかりません。
ただ正面打ち一教・表とは踏み込み方が違うのだけは確かです。
次の記事に正面打ち五教・裏の踏み込みの写真も載せておきますので、表と裏の踏み込み方の微妙な違いを見比べてください。
4、右手をスライドさせ、下から受けの右手首をつかみます。
ポイント)
受けの右手をつかむ時は、下からつかむ。こうすることで、受けの手のひらがしっかり返る。
5、右足で前進しつつ、受けの右腕を両手で切り下します。
6、受けの右手首を右手で、右ひじを左手で制しながらさらに左足で前進します。
7、さらに右足を進め、受けをうつ伏せにします。
8、両ひざをつき、右手で受けの右手親指の付け根を制します。
9、受けの肘を折りたたみ、手首を制し、短刀を取り上げます。