岡です)
「転換」は、半身の構えから前足を一歩踏み出し、その足を軸に体を回転させる動きです。回転させる際は、受けの攻撃の勢いを利用し、自分の円運動の中に導きいれるようにさばきます。転換は入身と組み合わせて用いられる事が多いので、入身と一緒に覚えるとようにしましょう。
ここでは、転換の方法とそのポイントを紹介します。
(参考資料 もっとうまくなる合気道)
転換)
1、右逆半身の構えから、受けが前進しつつ取りの右手首をつかむ。
2、手首をとらせるのと同時に、右足を受けの前足の外側面に踏み出し、攻撃線をはずすよう入身する。
3、前に出した右足を軸に180度体を回転させる。
4、左足を後方に引きながら、体全体を受けの側面に移し、半身になる。同時に両手刀を前方に出す。
ポイント!
体を回転させた後も、半身になれるよう正しく足の位置をそろえる。
転換を行う際に、体を回転させることにばかり意識がいき、軸がぶれてしまうことがある。常に安定した姿勢を保つために、足で回るのではなく腰で回るようにイメージするとよい。自分の中心軸を意識し、上体を傾けないよう注意して回転し、転換後も中心軸の意識を保つようにする。