多田師範研修会で得たことを1つ書きます。
それは、「気の流れ」です。
正直、私のレベルでは、昔、吉祥丸先生の「合気道入門」には、必ず「気流図」というのが線で載っていましたが、鼻から信用していませんでした。
当時教えて頂いた先生は、歴史に残る大先生の直弟子さんで、それは激しいものでした。
頭を打たないために、必死で畳を思いっきりたたいて、大きな音が道場中響き渡って、手のひらが痛くて痛くて
嫌だったのを思い出します。
関節を極めて、即座に落とすというかんじで、今の日野先生のまえでやったら、レッドカードものです。
それが合気だと信じてきました。
でも、今は違うという意味の事を、多田先生は仰った。
それは「気の流れだ!」と・・・。
昔、吉祥丸先生のかかれていたのは、本当なのだと!
それがはっきり分かったのは、あの研修会で受けをとっておられた方の「小手返し」の技を遠くから
見たときでした。
正に、流れるような、円い流れで倒す無理のないきれいな小手返し。
ああこんな小手返しが存在するのだと、見惚れていました。
気の流れかどうかは定かではありませんが、少なくとも、穏やかな力の抜けた、円い小手返し。
これなら、女性でも、中学生でも大きな男を制する事ができます。
「無理のない流れの中で、技を発揮する」
新しい大きな課題が出来た瞬間でした。
それと、夏の「飲み会」はよこんかな・・・・!
深田