合気道には 打つ、突く、絞める等の攻撃に対して(抑える)取り押える(投げる)
投げ遠ざける等の技で武器を使用しない体術と武器技とがある。
我々の道場では 毎月始めには武器技(短刀・太刀・杖)を順次稽古をする事に
している。
この武器技は弐段/三段/四段の昇段時に体術の審査に加えて審査を受ける。
やはり 始めは、しっかりと体術を身に付けなければならない事は最重要である。
何故なら武器技の稽古をしてみると体術とは全く別の感覚で 僅か “一尺の短刀” でも
持つと相手との間合いがかなり違う事がわかる。
故藤田師範は「常々 武器技の稽古はせず 体術をしっかり稽古せよ」と
言われていたが、昇段審査時には必ず取り組まねばならない課題であるから少しづつ
でも 稽古をして行かねばならないと思っている。
日野