岡です。
久しぶりのカテゴリ「技の探求」での投稿です。
以前はああだこうだと崩しの原理を考えてはブログにアップしていたのですが、最近はとんとご無沙汰で。
研究していなかったわけではないのですが、あれこれ考えているうちにどう書いていいのか解らなくなってしまい、こうやって図解で描くのは2年ぶりぐらいになってしまいました。
今回は「自分の中心を相手との接点に結ぶ」というテーマで話を進めていきます。
中心ってどこなのか?・・私も明確にはわからないのですが、合気道の構えを考えると「相手に向かって足を前後に開き、前足のつま先は相手の中心を向き、後足は前足とほぼ直角となり、前足の踵が後足の中央線上(土踏まずの辺り)にくる。そして顔とへそは相手を向き、前の肩を引く構えである。(佐々木合気道研究所より)」とあるし、日野先生もヘソの向きのことをおっしゃっていたので、中心=ヘソ(腰)と言うことで良いのだと思います。
図は上から見た様子です。
「片手持ち」の状態で、赤い矢印はヘソ(腰)の向きです。
図1と2で両肩が正面に向いているのと右へ向いているような図に見えますが、これは肩ではなくて腰と思って見てください。
(図はわかりやすいよう簡略化して書いているので、細かいツッコミはしないでください(^^))。
図1は合気道の半身の構えをとり、ヘソの向きも相手に向いています。
図2は顔だけは相手に向いているのですが、足の位置もおかしくヘソの向きも右へ向いてしまっています。
この図で例えば「片手持ち四方投げ(表)」をやるとします。
中心を合わせた図1の状態から合わせた中心がずれないように体捌きを行うと、力の強い人に持たれても割りとうまく四方投げができるような気がします。
でも、中心のずれた図2の状態からそのまま四方投げをやろうとすると、右斜め前へ進んで行く時に中心よりも左側にある相手との接点を中心へ向けて引っ張ってしまい、抵抗されたり手が切れてしまってうまく技がかからないのではないでしょうか。
特に入門して少し経つとその傾向が強く現れるように思います。
だぶん、技の動き方を覚え、技の方向へ体が先走って開いてしまうからだと思います。
コツとしては片手だけで技をやろうとせずに、両手を中心に構えるようにして技をやるとわりかし上手くいくのではないでしょうか?
今回はここまで。
久しぶりに自分の過去に書いた内容を読み返すと、結構的はずれなことも書いており、なんだか恥ずかしいのですが、こうやっていろいろ試行錯誤してきたのだなあとしみじみ思い返しました。(今回の内容もあまりあてにはしないでネ)
以上