また色々と合気道の理屈を考えていました。
まず単純に押し合うと言う動きの絵です。
相手にもたれかかってしまう動作ではなくて、相手を押すという動きの場合、絵のような①~④の力が自分と相手の間に働きあっています。
普通、押してくる相手は②の後ろ足の力を増やしてきます。
それを押し返そうとする場合、自分も①の力を強くします。
力がつりあえば動かない。どちらかが負ければ押し込まれる。
もう少し簡単な絵を書くとこんな感じだと思います。
支点、力点、作用点で書きました。
相手が②の力点に力を込めるには、自分の①の力点がそれを受けなければいけない。
自分が①に力を込めるためには支点を作る③(前足)の力が必要。
さてここからは理屈がまだ良くわからないところが多いので大雑把になりますが、
相手を押したいとき、
①や②に力を込めるのではなく、③や④の支点を作っていたところへ力を込める。
支点③と力点①を入れ替えたと言うことなのか、
力点①を消して支点側③のみで動く(③が力点になり作用点が支点になる)という事なのか??
ちょっと上手く説明できませんが、
実際の動きで言うと、
相手を
押す時は:前足で後ろ向きの力を出す
引く時は:後ろ足で前向きの力を出す
右へ押すには左へ、左へ押すには右へ力を出す。
上げる・下げる場合は、作用点の位置によって
「引き上げる」か『押し上げる」
「押し下げる」か「引き下げる」
で変わってくるので、
引き上げるなら後ろ足、押し上げるなら前足で力を反対方向へ出すとなる。
これは、例えばのれんのような非常に軽いものを右手でくぐる場合、
普通は右足に体重を乗せて左向きの力を足で出すのがスムーズな動きだと思うが、これが非常に重いドアを右へ押す場合は、左足に体重を乗せて右方向の力を足で出すようになると思う。
人間相手だと相手を軽いのれんのように扱うと、本当に相手は軽くなり(強い力が出せなくなる)、重いドアのように扱うと、本当に重くなってしまう(強い力で反発してくる)ようです。
こんな感じを踏まえて今週稽古したのですが、
わりといいような感じです。
どうかなあ~~?合っているのでしょうか?
もう少し理論の研究と実技の検証を続けます。
でも、よく考えたら
合気道に入門したときから何度も言われた「正しい姿勢で前足に体重を乗せる」。
だいたい攻め込みながらの技が多いわけだから、この基本を守ってれば上手くいくって事か!
by oka