人には、それぞれの “ぶに” があると言う。
石川県の常讃寺坊守の藤場美津路さんの作で、仏さまのお言葉が聞こえてきたので、
それを書き取ったとの事。 良寛さまの おことば とも
お前はお前で丁度よい で始まり
……
貧も富も親も子も
息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい と続き
幸も不幸も喜びも
悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は
悪くもなければ良くもない
…
最後に 丁度よくないはずがない
南無阿弥陀仏
人には、その人の「器」がある。欲張って取り込んでもこぼれてしまっては何んにも
ならない。分相応で その人の身分や能力にふさわしく暮らせとの戒めであろう。
日野