先輩に借りた本「物理学で合気に迫る 身体「崩し」の構造・・・保江邦夫 (著)」
を読み終えたので感想を。
難しい物理学の法則をわりとわかりやすく書いている本でした。
・力の作用点を移動させる
・力の支点を移動させる
・力の作用点を察知させない
・慣性モーメントの大小
・二重回転の威力と腕のローラー回転
・慣性の法則と慣性力
・内力と外力の違い
・重力を活用
などは私も今までに同じようなことを考えてきたので、
もう一度自分の考えてきたことを再確認するようでとても読みやすい本でした。
本にも書かれていましたが、これらの法則すべてが「合気」による「崩し」と言うことではなく、
合気が使えなくても似たような感じで「崩せる」方法と考えればいいようです。
「合気」についてはまた別の本があるようで、そちらを参照となっていました。
「合気」とは何なのか。
今だ明確にはわかりませんが、いくつかの法則を状況に合わせて使い分ける技術ではなく、
突き詰めればたった一つの「法則」であらわされるのだと思っています。
実戦では高速で千変万化してくる相手の攻めに対して、その状況により使う法則を一々変えていては相手のスピードについて行けないのではないかと。
相手がどのように攻めてこようとも、こちらはある法則に則りいつも通りの動きをするだけで相手のどのような攻めも同じように「崩せる」。
理想論かもしれませんが、そんな法則を見つければ、歳をとっても稽古を続けていれば一生上達し続けることが出来るように思います。
その法則が上の中の1つなのか、それとも別の法則なのか。
まだまだ研究を続けようと思います。
ー記)岡ー