基本は変わらないが時代により間の取り方やタイミングに少しずつ変化がある様である。
その一例にメールなどの普及がある。
電話ならば何時頃かければ相手の都合がよいか? と考えなければならないが、
メールであれば自分の都合で発信し、相手も時間の余裕がある時に確認すれば良い。
双方に都合の良さがある。それで意思が通じ合えるのであるから…当然だが相手の
呼吸に合わせる必要が無い訳だ。しかしそれでは相手の様子や具合なども伝わって来ない。
武道らしく例えるならば
チャンスをうかがう…もっと言えば呼吸を見計らう、間の取り方、タイミングのはかり方を
考える行動をすることを再考したい。
※ 時期ではないが、私の好きな句に
荒海や 佐渡に横たう 天の川 (松尾芭蕉) がある。
この “や” にも作者の「間」を感じる。
日本海の雄大な荒海とその先にある佐渡を目の前にして、初秋の夜空を眺めると
天の川が見える事を想像できる。
ひの