今、プロ野球で超話題になっている投手がいる。野球に関心のない私ですら、目をみはる記録だ。
今シーズン、24勝0敗の楽天 田中将大投手だ。
ある番組であの清原が「奇跡みたいな記録」「生涯で1度だけでも対戦したかった」と感心している
のを聞いて、俄然興味が湧いてきた。1シーズン無敗のこの記録は、プロ野球記録だとのこと。
昨日の新聞でも、元カープの衣笠が「もう二度と見られない記録」と絶賛していた。
どこが、そんなに違うのか。ズブの素人の私が、じっくりCSシリーズで、田中の投げる動作を、
観察した。塁にだしても、ここというときはどのチームの打者も、「どうしても打てない」と言っている
らしい。
ズブの素人の私の結論はこうだ。 「姿勢がいい」のである。
投げる一瞬、田中の背筋は垂直に真直ぐ立っている。相手のロッテのピッチャーは全くそうではなかった。
故山口清吾師範は、「胸を突き出して、肩甲骨をよせるように」とおっしゃっていたと直弟子の
話を読んだことがある。
横綱白鵬のしきりのあの弓なりの背筋と相手の力士の丸まった背筋をみれば、どちらが勝ちそうかは
素人でもわかる。
史上最強の柔道家といわれる、山下泰裕の組み合った時の、あの垂直の姿勢をみたら、相手が可哀想
なくらい弱くみえた。(実は私は、根っからの柔道ファンです)
「今のマサヒロに比肩できるのは、神様仏様といわれた稲尾和久ぐらいなもの」と解説者が語って
いたが、この「真直ぐに伸びた姿勢」を合気道に活かせないかと考えているが、この俺では無理か?
とも思ったりしている。
深田