9月23日 暑さ寒さも彼岸までとはよく言うたもので、あの猛暑も遠ざかったようだ。
稽古にちょうど良い気候は、アッという間で今年は早く寒くなりそうである。
一層、稽古に熱を入れて行きたいものだ。
子供の頃には、彼岸には “おはぎ” を作ってくれたので心弾ませて食べたものだ。
今にして思えば “おはぎ” や正月の餅なども、我が家では街で見かける2~3倍の大きさが
あった様に思う。
この “おはぎ” と 次に記す “ぼたもち” は、同じものであるが名前が違う…
その名の由来を少し書いてみる。
春の彼岸には、ぼたもちを食べる。 秋の彼岸にはおはぎを食べる。
ぼたもち 春の花の牡丹に由来し、餅のようには搗かず軽く飯粒の形が残る くらいに搗いてまるめ 表面には、こし餡をまぶして作る。
おはぎ 秋の花の萩に由来し、同様の作り方だが 餡こはつぶ餡で作る。
餡この元である小豆の収穫が秋である為、取れたての小豆の皮は柔らかいので
おはぎには、つぶ餡を使って作り 越冬小豆使用の春につくるぼたもちは、
小豆の皮が少し硬くなっているので こし餡にして作ると言う昔からの知恵ある伝統だ。
ぼたもち、おはぎのどちらもきな粉をまぶして作る形の物があり それらには、餡こを
まぶすのではなく 中に餡こを入れる…これがまた 「びみ」
ひの